お知らせ

2018-08-03

墓じまいと永代供養の違いについて

墓じまい

「墓じまい」とは、その言葉が示す通り「お墓を解体・撤去」することでお墓自体を寺院や霊園からなくすものです。

墓じまいを済ませた後は、霊園やお寺に永代使用権(お墓があり続ける限り永代的に使用できる権利)を返還して

更地に戻すのが一般的となっています。

墓を引き継ぐ子どもさんがいなかったり、余所へ嫁いでしまったりなどの場合にはお墓を管理する人が居なくなり、

長く続いてきたお墓が無縁墓になってしまうというケースが近年増えてきています。

そういった結果を回避するために「墓じまい」を決心する人も多いようです。


特徴

墓じまいはお墓を別の場所に移す「改葬」の内容も含んでいるので、そちらと混同してしまう部分があるかもしれません。

大きな違いとしては、改葬は「お墓のお引越し」が最終目的であるのに対し、

墓じまいは「お墓の撤去・解体」を指しています。

・お墓を解体、撤去するのでその後の維持管理の手間や費用が必要ない

・抜魂式や撤去作業など、手順がやや複雑

・計画始めから作業完了までの目安は1~3年

・寺院の場合、離壇料(檀家を辞めるために必要な費用)がかかる

・墓じまいをした後に散骨や改葬をすることも可能

墓じまいはお墓との関係に一区切りをつけるものです。

墓石を撤去することから少しマイナスなイメージもありますが、

「せっかく今まで受け継いできたお墓を無縁墓にしたくない」

子孫にとって維持・管理が負担にならないように

というポジティブな思いが込められています。

 


永代供養

永代供養は基本的には一代に限った供養の形のことです。

墓石を建てて子孫へと受け継ぐという一般的な形とは似ているようで異なります。

死後の供養を寺院や霊園に任せることです。

 

特徴

・個人、または夫婦単位での供養が基本となり、子孫に引き継ぐことは基本的にない

・年間の維持管理費がほぼかからない

・一定期間の後に合祀される(最初からされる場合も有り)

・何らかしらのモニュメントのもとに埋葬されるケースが多い(基本的には屋外)

身寄りのない独身者や子どものいない夫婦の方に永代供養はおすすめといえます。

また、一定期間の後にほかの遺骨と合祀されるので、無縁仏になることはありません。


それぞれの違い

墓じまいは、墓石を解体・撤去した後に改葬する余地もあるので、現在住んでいる場所の近くに移したり、

遺骨を思い出の場所に散骨したりするなど、新たに様々な供養の形を選ぶことも可能です。

それに対して永代供養は、基本的には供養の管理を寺院や霊園に委託するので、

供養の形を新たに選ぶことはできませんが、死後に遺族の手を煩わせることがなく、

無縁墓になる可能性を完全に排除できることは大きなメリットといえます。

 

墓じまいと永代供養どちらが良い?

墓じまいはそれまでの永代使用墓を撤去し、ひとつの区切りをつけます。

その後、改葬や散骨、樹木葬などを行う余地もあります。

永代供養は管理を寺院や霊園に委託することで、遺族の管理の手間と無縁墓になるリスクを排除します。

供養の形は人それぞれです。どちらの方が優れているなんてことはありません。

今後のライフプランや生活スタイル、経済的な状況などを考慮して自分たちに合った供養方法を選ぶようにしてください。



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